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2007年
静岡県静岡市清水区 フェルケール博物館
建物全体を蜘蛛の糸で覆ってしまうというコンセプトである。
館内にある2つの展示室では、蜘蛛の巣の上を天国、下(ここでいう地面の下)を地獄というイメージで展示してある。そう、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」から着想したものだ。
ひとつ残念なことがある、この画像からも分かるように、夜ライトアップすればかなりいいカンジに見えるが、昼間はこのようには見えてこないのだ。
蜘蛛の糸だけに、よく見えては獲物が捕まらないのでそれは正解である。しかし鑑賞目的の美術作品としてはいかがなものか・・・。