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濡れTプロジェクト

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2009~2010年
東京都、横浜、静岡

この「濡れTプロジェクト」は2009~2010年の間に複数回開催した。最初は六本木のとあるクラブ、その次に東京フランス大使館、その後横浜赤レンガ倉庫、静岡県内の古着屋での計4回である。

ここでは2回目、東京フランス大使館での逸話を取り上げたい。

実際のプロジェクトの人々の感想は概ね好評であった。
その中には「さすがフランス、日本の公共空間じゃこんなことはなかなか出来ない」「治外法権の勝利」などという意見が結構あった。
しかしさにあらず、この企画、フランス大使館においてもかなりめんどくさいやり取りが発生した。
実施5日前になって、大使館側のアート展担当の女性からいきなり「この作品はエロ過ぎないか?」と待ったがかかったのだ。
「えっ!今更何言ってんの?。」である。
こちらは何ヶ月も前から企画許可をとって現時点ですべての準備が完了してるのに・・・。

抗議をすると「布の厚さをチェックするからサンプルを提出するように」だって・・。この人は布の透過率でも測定するつもりだろうか?このナンセンス加減はどこかの国のお役人とそっくりである。

企画中止直前まで追い込まれたが、ある重要な人の一言で一気に解決することになる。それは、最高責任者フランス大使本人の「僕もこの『濡れT』見たい!」である。そしてめでたく開催に至った。
「トップの意見に回れ右!」この点でもどこかのお国とそっくりである。