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2021
静岡県掛川市<かけがわ茶エンナーレ2020+1>
ジッパーアート10年ぶりの復活である。まさかこんな作品が実現するとは思わなかった。
企画担当者にアイデア候補を出している時、冗談で提案したものが採用された。公園内にでっかい穴を開けても良いのだ・・・・・マジか?
私はこの穴を自分で掘るため、スコップ、一輪車はもちろんのこと、ツルハシを購入、土を運ぶ台車を自作し万全の体制で臨んだ。
設置当日、地元の世話役の方が‘‘人力で掘るのは大変だろ“という事で隣で工事をやっている土建業者の方にお願いしてユンボで掘ってもらうことになったのだ。なんたる幸運!
予定以上の深さで、そして早く穴が掘れた。”穴“を愛している私としては今作が最高傑作になると確信した。
完成後は予想通り多くの人々の度肝を抜く作品となったようだ。地元の方の作品展示を運営する姿勢も素晴らしく、楽しい作品展となった。
これが出来るんだからもっと最高傑作を狙いたい。
それはコンクリートかアスファルトに巨大ジッパーが付いていてその裂け目からは地中に眠っている深い地層が剥き出しになっているという作品。しかも仮設ではなく常設。生きている内に実現させたい。